行く途中に乗ったバス。最近、バスは運転手との接触を避けるために運転手さんの周辺が立ち入り禁止になっています。
メールで「ミーティング後コロナについて話があるので出席するように」とお達しがあったからかミーティングにはいつもより人がたくさん。(普段から全員出席じゃないの?)
普段より大きい部屋でみんな距離を取って座りました。
「パニックになる必要はありません。エボラと違ってほとんどの人にとってはただのインフルみたいなもの。ただ医療崩壊を避けるためにこの措置を取ります」から始まって以下のことが言い渡されました。
・大学はイースター休暇が終わるまで閉鎖(~4/19)
・学生はラボに来てはダメ
・重要な実験のみ続行してOk
・リクルートされるかもね(ラボが微生物なので。一時的にコロナの研究に駆り出されるか、PCR検査の応援に行く人がいるのかな?)
・研究室に残る人はキッチンに入るとき、入る前に手を洗うこと
私は卒論研究が全然進んでいないので突然大学に行けなくなってショック。いつ卒業できるんだろう。
「ドイツは他の国と違って、まだ状況をコントロールできています」「フランスやスペイン、言うまでもないけどめちゃくちゃなイタリアとは違って」と教授が3回も言っていました。(=_=)
「我がドイツの医学薬学は世界一ィィィ!」とでも言わんばかり。教授はシュトロハイムとは違って金髪で背の高い女性ですが……。
©集英社 |
「今やヨーロッパがパンデミックの中心になっていますが、言い換えればこれはヨーロッパ豊かで人がたくさん旅行するから。貧しい国ではあまり広がっていないでしょう」
挙句に結構多国籍なラボで堂々とこんなことを言うので笑いそうになりました。
しかも今見たらフランスの感染者数(6655人)よりドイツの感染者数(7272人)の方が多いし!(2020/03/17現在)
後、気になったのは「研究室に残る人はキッチンに入るとき手を洗ってから入るように」ということをさも重要事項かのように何度か言ってたこと……。細菌扱ってるのに普段は洗ってないの???
手洗いに敏感なはずの微生物学研究所の人でこのありさまなのでヨーロッパでの感染拡大もなるべくしてなったのではと思ってしまいます。
ミーティングが終わって研究室から帰り、気を紛らわせようとカフェに行きました。
関係のない本を読んでいると、近くの席に座ったドイツ人が「砂糖は毒だ」「毒じゃないよ!砂糖は砂糖だ!」と熱い議論を繰り広げていて、こんなときもドイツ人はドイツ人だなぁ、と思いました。
カフェを出て街をあてもなく歩きました。
国境が封鎖され、ドイツ全土で人があつまりそうなものすべてが閉鎖されつつあるのに、川沿いに人が集まって路上ミュージシャンの曲を聞いていました。
ついでに物影で女性が二人何やら濃厚接触していました……。
一人コロナの心配をするのがバカバカしくなりました。
そう言えば教授が「私はむしろ嬉しいくらい!来学期の予定はすべてキャンセル。コロナがなくてもこれくらい余裕を持って生活したいわ」(まあ教授ともなれば大忙しなんでしょうけれど、、、)
「あなたたちもこれを機に何か新しいことを始めたらいいわよ。私はInstagramを最近始めて結構楽しいわ!ゆっくり考え事をして、悪い面じゃなくて良い面に目を向けましょう」
などと言っていたので私もまたデッサンでも始めようかな。
ドイツ人ってこんなときもパニックにならないんだな~さすがだわ。そう思いつつ家に帰る前にドラッグストアに寄ったら棚が空っぽになっていて、まあ人は人だな、と思い直しました。
(2月末から消毒液の類いは無くなってたけど、トレペまで無くなると思ってなかった……)
どうなることやら
To be continued…