2020年5月9日、コロナの規制緩和 in Berlin

2020/05/19

ただの日記

t f B! P L
5月9日、法令による規制の一部が緩和決定したそうです。

例えば5月15日から飲食店ではまた店内で食事ができるようになりました。とは言え、客は1.5mの距離を取らなければならないし、パーティーなどはダメ。

ベルリンの牧草地と馬
ソーシャルディスタンスを守る馬たち

そもそもベルリンは被害の大きい州よりは制限が緩かったので、外出制限中も散歩などは大丈夫だったのですが、私はここ2か月ほとんど家から出ず嬉々としてアニメばかり見てました。ニートをするのに大義名分があるというかつてない安心感。

(こんなに緩い外出制限なのに、外出制限に反対してデモする人までいた。信じられない)

しかしさすがの私も引きこもるのももう限界……。というわけで散歩に出かけることに。

ところで、私は去年の春にやり残しがあったのです。

それは「菜の花畑を見ること」(めっちゃどうでもいい)

綿密な下調べの結果いくつか菜の花畑が見られそうなところが見つかりました。


そして最初に向かったのがベルリンの北西の端にあるMahlsdorfという場所。この駅から20分ほど歩きます。

2か月間ソファの上で暮らしていたのでふらふらになりながら進みました。


目的地に到着。連日ネットで痛めつけられた目に清々しい緑が優しく沁みます。

って、緑……。歩くのに疲れすぎて脳が思考停止していました。菜の花畑ない……。

綿密な下調べとはなんだったのでしょう。また20分かけてふらふらと駅に戻りました。

駅に戻る道すがら私は思いました。「今家に帰ったら、明日以降に菜の花畑を見に出かけたり絶対にしないのは明らかだ!」そう、私の良いところは自分のことが分かっていることです。

というわけで私は北西から南東、真逆に向かってとぼとぼと電車に揺られることとなったのです。(座ってるだけなのに歩いた感を出してみる)

綿密な下調べの結果当たりをつけていた菜の花スポットその2に向かうべく電車に揺られること約1時間。



そうしてたどり着いたのがSchönfließという駅でした。今回は電車の窓から遠くに黄色が見えていたので安心でした。


何もない駅からの眺め。遠くに黄色が見えます。

いざ駅に降りてみると菜の花畑まで少し距離があるようで、たどり着けるか心配にはなりましたが、とりあえず歩き始めました。

畑や牧草地があって中々良いところでした。


やはり自然は良いなぁ。

そんなことを思いながら、

歩くこと数十分。というか正確には十数分かもしれない。でも体感30分くらいは歩いた。


とうとう菜の花畑の前に立つことができました。1年間温め続けた夢(しょぼ)をかなえる感動の瞬間であった……!

あたり一面に少し甘いキャベツの匂いが立ち込めていました。感動で脳内に"It's worth it!"というどこかで覚えたらしい謎の英語フレーズが響いていました。

確かにへとへとになりつつ行くだけの価値があったと思う。

(ご存知の方も多いと思いますが、菜の花もキャベツも同じアブラナ科なのです。ちなみにキャベツを植えたまま放置すると菜の花が咲きます。とかここぞとばかりに生物専攻ぶってみる)


黄色い海を前にただ立ち尽くしていました。

「菜の花畑ってすごいけれど、ひとしきり写真を撮ったらもうすることがないなぁ」と思いながら……。

とりあえず景色を目に焼き付け、それからまた来た道をぶらぶらと戻り始めました。


駅の近くにヤグルマギクが咲いていました。青い綺麗な花。田舎はいいなぁ、改めて思いました。定期的に郊外に行こう。そう思いました。

とんでもなく腰が重いので、たぶん当分行かないと思いますが……。ま、コロナ危ないから出歩かない方が良いし、などと早速言い訳を考える。

*なぜ5/9日のブログを10日後にアップしているかと言うと……写真をPCに移動するのが面倒だったからです😓

それではまた🌸

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