SitzfleischとGRIT

2020/05/08

ただの日記 本と映画

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GRIT


『実践版GRIT(グリット) やり抜く力を手に入れる』という本を読んだ。

GRIT研究の第一人者、アンジェラ・ダックワース のTed talk「成功のカギは、やり抜く力」 を見たことがあってGRITに興味があったので読んでみた。

GRITとは『長期的な目標を追求する情熱と粘り強さ』を指す言葉らしい。日本語では「やりぬく力」と訳されたりしている。

やりぬく力……私に最も欠けているもののように感じる。(そうでもなければこんな本、必要ないし読まない!)


Sitzfleisch

この本の中にジッツフライシュという言葉が出てきた。ドイツ語っぽい響きだったので”Sitzfleisch”と検索してみるとやはりドイツ語のようだ。

Sitzは「席」、Fleischは「肉」という意味だが、この二つが合わさると「辛抱強い、コツコツ努力できる」というようなニュアンスの言葉になるらしい。

"Du hast Sitzfleisch"(君はSitzfleischを持っているね)というのは「長いこと努力できる人なんだね」というような褒め言葉で、つまり”Ich habe kein Sitzfleisch!”(私はコツコツ努力できない!)というわけだ。

石の上にも三年

日本語でも『石の上にも三年』という言葉がある。「長期に渡って努力すること」がここでも「座る」という行為に結び付けられているのは少し興味深い。

ネット中毒のわたしは「座る」という行為自体は何の苦も無く何時間でもできるんだけれど(ネットしながらなら)、GRITやらSitzfleischは持ち合わせていないし石の上には三年どころか三日も座っていられない!


こういう心理学の本を読んでは毎回思うのだけれど、読んだら読みっぱなし、実際に行動しないから何も変わらない。

やれやれ


(「これから変わろうと思います( ー`дー´)キリッ」などとここで書いてもどうせ有言不実行なので書かないでおく。有言不実行より黙って不実行の方がいくらかマシだし、

万一、何も言わずに突然の変化を遂げられたらそれはもっとカッコいいので……などと意味不明な供述はここまでにしよう)


ところで最後に、この本はあまりお勧めしない。アメリカ人の心理学の本が冗長なのはいつものことだけど、この本は特に冗長だと感じた……。(私がSitzfleischを持ち合わせていないからかも)

中に載ってる「自分を変える方法」みたいなのも他の本に載ってるありきたりのものばかりで目新しいものはなかったかな……。

☟色々読んだけど私はこの本がおススメ


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