音楽隊と出会った後はブレーメン美術館へ。Kunsthalle Bremen

2018/09/27

ドイツ ミュージアム 海外旅行

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ブレーメンに日帰りで行ったときにブレーメン美術館に立ち寄りました。シュノーア(Schnoor)という可愛らしい地区のすぐ近くに位置しています。

ブレーメン美術館の展示

私が行ったとき、ブレーメン美術館では丁度マックス・ベックマン(Max Beckmann)の特別展をしていました。ベックマンについては全く知らなかったのですが、ライプツィヒ出身で演劇に関係する絵を多く残した画家だそうです。

ベックマンの絵の前で郊外授業を受けている子供たち。口々に絵に関する意見を言っていて、ドイツの授業ってこんな感じなんだなーと思ったり。

ピエロに扮したベックマンの自画像。

一階には特別展の他に日本コーナーがあり、北斎や歌麿、日清戦争の頃の風刺画などが展示されていました。

ここでクイズです。下の絵、誰の絵か分かりますか?日本でこの絵の作者の展覧会が開かれていたことがあり、私もいそいそと出かけた覚えがあります。

この下の絵を見たら分かるでしょうか?彼の独特なタッチが下の絵だとはっきり分かる気がします。

答えは…そう、ルノワール。私は彼が比較的若い頃に描いた風景画が好きです。女の子の絵もなんとも言えない可愛らしさがありますね。
同じ人が描いた絵でも年代やテーマによって雰囲気が違い面白いです。

さて、下の絵の作者は誰でしょう?私には全く分かりませんでした。ヒントはこの女の子のポーズです。

母親が亡くなって悲しむ女の子が描かれているのですが、ちょっと『叫び』とポーズが似ている気がしませんか?

そう、作者はエドヴァルド・ムンク。

私はこの美術館でムンクの絵を『叫び』以外に知らなかったことに気付きました……。下の絵もムンクです。トイレ!?

次は有名どころを何点か紹介したいと思います。

こちらはクロード・モネの『カミーユ』

ゴッホの「けし畑」。亡くなる一年前に描かれている作品ですが、他の亡くなる前の絵によく見られる色使いやタッチとは少し違った雰囲気です。


ポール・セザンヌ。
他にもピサロやマネ、シスレーの絵画も展示されていました。

以下は私が気に入った絵の一部です。

エルンスト・ルートヴィヒ・キルヒナー『夜の通り』


マックス・スレーフォークト『いちご』
お昼前だったので、すごくイチゴが食べたくなりました。マックス・スレーフォークト(Max Slevogt)はドイツ印象派の画家だそうです。

作者不明。フランスの絵。『Junge Frau vor dem Spiegel(鏡の前の若い女性)』

Georges Michelの『Landschaft mit Windmühle (Blick von Montmartre)/風車のある風景(モンマルトルからの眺め)』
雲と光の感じが綺麗でした。

この美術館には他にも現代アートの展示などもあって面白かったです。ブレーメンで一日遊ぶことがあればぜひブレーメン美術館も訪れてみてください。

開館時間、チケット、住所など

水~日 10 – 18 時
火曜日 10 – 21 時
月曜日 閉館
入場料:特別展があるとき大人13ユーロ、学生7ユーロ。常設展示のみのとき大人9ユーロ、学生5ユーロ。

公式サイト:Kunsthalle Bremen

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