アートな街、アシラー…一週間モロッコ一人旅その4

2018/12/17

モロッコ 海外旅行

t f B! P L
バスに揺られてアシラーへ。


なぜかドイツ語ができるモロッコ人がいて、ドイツ語で
「このバスはタンジェまでしか行かないよ」
などと嘘を言ってきました。

その人が降りるときに頭を触って来てイラっとしました。
イスラムってそもそも男性は女性に触っちゃいけないんじゃないの!?と思い、触ってくる男性に対して本当に嫌悪感を抱いていました。というかそもそもイスラム圏でなくても普通触ってこないし。

バスは確かにタンジェを経由しましたが、普通にアシラーまで行きました。
無駄に嘘をつく意味が分かりません。

アシラーに着いたら夜で、レストランでウクライナ人とパエリアを食べました。

ウクライナ人がいきなりスピリチュアルな話をし始めて閉口しました。

彼女は20年くらいシカゴに住んでいるらしいのですが、今はトラベラーをしていてお気に入りの国はインドだそうです。

それからパワーストーンを3つもくれました。

翌日朝起きると雨が降っていて、彼女がインドの写真を見せてくれました。
「これがグルで~」「ここがメディテーションをする施設で~」
とか色々説明してくれましたが、モロッコでもうんざりなのにインドには絶対に行かないだろうな、などと考えました。(失礼過ぎる)

結局私は京都とパリが好きだし、そういう人間はモロッコやらインドにそもそも行くべきではないのかもと思います。

しかしタージマハルの美しさを彼女がやたらと力説するので、やはり少し気になったり。


雨が止んだので街を観光しました。
天気が悪くて残念でしたが海が見れて嬉しかったです。

お昼ご飯に食べた魚の盛り合わせ。
猫がたくさんそばに来てみんなで魚を食べました。

メディナは一部シャウエンぽいところもありますが、全部が水色なわけではないのでシャウエンほどのインパクトはありません。

しかしメディナの壁に描かれている絵は中々興味深かったです。

この絵には日本人の名前が描かれていました。

こちらはカリグラフィーアート。

漁師さんが魚を売っていました。

行った都市のメディナの中でアシラーのメディナが一番センスが良かったです。
後、観光客が少ないからか客引きもほぼ全くありません。
静かな町でした。

革の靴やカバンなんかもオシャレなデザインなものが置いてあり、買い物目的なら結構穴場な街だと思います。

夜行列車でマラケシュへ行く予定だったので、駅へと向かいました。
駅では係員が電卓に210と打ち込んで、210ディルハム払うよう言ってきました。

公式サイトに196ディルハムと表示されているのを見せると「間違えた」と謝ってきましたが、もらったチケットにもしっかり196ディルハムと印字されているし、何を間違えたのかと呆れます。

駅中のカフェに入ると、カフェの人が緑茶をごちそうしてくれました。
電車が来るまでその人とGoogle翻訳で会話しました。

その人によるとモロッコの平均月収は250ユーロくらいらしいです。日本の10分の1以下でしょうか。

たった10ディルハム(100円くらい)のために人にしつこくつきまとって迷惑をかけるモロッコ人の神経が分かりませんでしたが、貧しいとそうでもするしかないのかなと悲しい気持ちになりました。

旅行中最初は「私がごつい男性だったら良かったのに」と何度も思いましたが、段々と「モロッコに生まれなくて良かった」と思うようになっていて、この時も心底「日本に生まれて良かった」と思いました。

恵まれていたんだな、と今さら気付いたというか……。

カフェの人に緑茶の代金を払うと言うと、いらないと言われ、口説かれるのかと身構えましたが(自意識過剰)たぶんそういうわけでもなくただの良い人でした。

最初の二つの都市、フェスとシェフシャウエンのせいでモロッコ人に対するイメージが最低だったので、少し親切にしてもらったら感動していました。

夜、ようやく列車が来てマラケシュに向かって出発しました。


このブログを検索

ロシアを阻む泥将軍。核の不安。

今年は暖冬だった。今までヨーロッパで私が過ごした冬の中で一番暖かかったかもしれない。 おかげでウクライナもあまり寒くなく、凍った地面が溶けてきていたらしい。ぬかるみに捕まって戦車は前に進めずロシアは苦戦しているのだとか。独ソ戦のとき、ヒトラー率いるドイツ軍を苦しめたのもこの泥将軍...

QooQ