マラケシュの雑踏とバヒア宮殿…一週間モロッコ一人旅その5

2018/12/17

モロッコ 海外旅行

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長く感じた旅もようやく終わりに差し掛かりマラケシュへと戻ってきました。

列車の駅の近くからバスで旧市街地へと向かいます。

マラケシュではGoogle Mapがバスを表示してくれたので助かりました。(当然バスは時刻通りには来ませんが……)

バスはここでも一回乗るたび4ディルハム(約50円)です。

クトゥビーヤ・モスクでバスを降り、フナ広場を通り抜けて市街地の方へ。
まだ朝早かったので人も多くなく静かでした。

ホテルを探してウロウロしていると通りのお店の人が声を掛けてくれてホテルに電話してくれました。チップを要求されるかな、と思いましたがされませんでした。純粋に心配してくれていたみたいで疑ったことを申し訳なく思いました。

ホテルに行くとチェックインの時間はまだでしたがホテルの人がミントティーを出してくれて、モロッコ情勢と”良いイスラムと悪いイスラム”について語ってくれました。

良いムスリムは人に親切にするし少しのお金で満足するけれど、悪いムスリムはそうではない、みたいな話をしていました。

モロッコの賃金がかなり低いという話もしていましたが、同時にマラケシュの地価はパリの地価よりも高いとも言っていました。本当でしょうか……?(一応ググったのですがよく分かりませんでした)

パリより地価が高いかどうかはともかく、実際に地価は高いようですが人々は一体どうやって暮らしているのでしょう。

ホテルの人はまだまだ話したそうでしたが、ホテルの人に電話が掛かってきたので私はまた観光に行きました。

とりあえず観光所を周りました。
モスクにはどうせ中に入れないし外から見る限り大きな差異はないのであまりやる気なく周っていました。

一か所おしゃれな美術館(?)を見つけて入りました。全部フランス語で意味は分かりませんでしたがマラケシュで唯一気に入った場所です。


内装が新しい感じだったので比較的新しくできた展示なのかもしれません。

道を歩いている人を、あの人迷惑ガイドだろうなと思って避けていたら案の定こちらにやってきて「あっちは行き止まりだよ」とか嘘を言いながら腕を触ってきたので、思い切り腕を振り払いました。(というかガイドですらないし、物乞いより迷惑だし、なんと呼べばいいのか分からない)

あー嫌い嫌い嫌い。

この頃になるといきなり握手を求めてくる人に対しても握手をできるだけしないようにしていました。握って離さないし、トイレに洗面台がない国で人と握手したくない。

後、ホテルの人とか知り合ってしばらく喋ったりした人とは何も気にせず握手しています。そういう人はいつまでも手を握ったりしないし。

男性と握手しない。握手を求められても女性は断るのが普通です。きちんとした服装をしていると、相手も握手を求めません。握手を断る動作は、右手を自分の胸の上に当てます。(http://islamjp.com/joho/suriya.htmより)

握手をどうにか断りたくて検索していてこのサイトを見つたので、一度握手させられそうになったときその通りにしたのですが、若干イラッとされた感じがしました

モロッカンをいらつかせるとか私ってすごい?
と思ったけれど、モロッコ人って相当短気な気もするので別にすごくないか。

滞在中何もしてないのに何回も”F***”と”S***”を言われたし、他の観光客に言っているのも何度も耳にしました。観光客が来なくなったらもっと貧しくなるのでは、などと思ってしまいますが余計なお世話ですね。

メディナを周っていると「Square this way(広場はこっちだよ)」と言ってくる人が50メートルおきにいますがたぶん全員嘘つきです。全員無視してGoogle Mapを頼りに歩きましょう。

そもそも真上に「フナ広場こちら」みたいな標識があるのに平気で真逆の方を指してくるので本っ当に呆れます。

途中で美味しそうなタジン屋さんを見つけて入りました。ラムのタジンとサラダ、パンで25ディルハム。

美味しかったのですが、やってきた猫はラム肉が好きじゃないみたいでお肉をあげても「違うのをちょうだい」と言うので困りました。

それからBahia Palace(バヒア宮殿)へ行きました。
マラケシュで一番豪華な建物らしいですが、これで入場料70ディルハム(約700円)は高いかな、と思います。




というか一部の迷惑なモロッコ人のせいでモロッコそのものが嫌いになっていたので、文化的なものに対する感じ方にも影響が出ていたのは認めます。坊主憎けりゃ袈裟まで憎いという感じです。

フナ広場へ戻る途中パティスリーに寄ってケーキを買いました。パティスリーの多さにフランス文化の名残りを感じます。

テラスのあるカフェに座ってミントティーを飲みながら日が沈むのをのんびり眺めました。

日が沈んだ後は、シャウエンで会った人が勧めていた29番の屋台でイカリングを食べました。確か40ディルハム。

隣に座った中華系カナダ人のカップルと少し話しました。二人とも
「モロッコ人は攻撃的」
と言っていました。

砂漠のツアーに行っていたらしく、寒かったけれど星が綺麗だったとも言っていました。
いつか砂漠に行ってみたいな。絶対にモロッコでは行かないけれど。

私が一人旅だからか何度も「気を付けてね」と言われました。

二人と別れた後は、呼び込みが激しいので早々とホテルに退散してYouTubeを観ていました……。

明後日帰れると思うと嬉しくてたまりませんでした。

街角の猫。段ボールが敷いてあるのは猫のためなのでしょうか?
マラケシュの猫が一番健康そうで、街の人が猫を可愛がっている感じもしました。

バヒア宮殿の庭にいたすごく大きな猫。普通の猫の1.5倍くらいあるように見えました。


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