殺害予告!?恐怖の青い街シャウエン…一週間モロッコ一人旅その2

2018/12/17

モロッコ 海外旅行

t f B! P L
フェズからバスでシャウエンへと向かいます。
普段乗り物酔いしないのですが、かなり揺れて若干気分が悪くなりました。
着いたのが夜9時とかだったかな、あまり覚えていないのですが辺りは暗くなっていました。

ホテルに着いて荷物を置いて、おバカなわたしはのんきにレストランへと向かいました。本当に本当に後悔しています。夜中にフラフラ出歩くなんて、「警戒心の無いバカです」と言って回るようなものでした。


レストランに向かって歩いていると地元の人がやってきて全然何を言っているのか分からない英語で勝手に道案内を始めました。しかも「You don't understand English?」とか言ってきて、明らかに問題はあなたの英語でしょう、と思いつつイライラ。

なぜかレストランまでついてきて、レストランから出たらまだいる!!!

挙句に相変わらず意味不明なことを言いながらしつこくつきまとってきて挙句にチップを要求してきました。来て早々ウンザリです。

来てから何度目か分からない「モロッコなんて来なきゃ良かった」と思いました。

ホテルに向かう道すがら、男の子が話しかけてきました。
「インスタバエ~」「ヤマザキケント~」とか言って握手してくる……。

日本語勉強してる系の人かと思ったらそうではなく後はずっと英語でした。
訛りすぎてて何言ってるのかときどきよく分からない。(まあこれはきっとお互い様?)

話していて、モロッコって本当に教育レベルが低いんだな~と思いました。たまたまそういう人に会っただけなのかもしれませんが……。

高校生らしいのですが中々行かせてくれず、挙句に口説き始めました。
心底気持ち悪い。頭おかしい。

「When you travel, you must entertain」
とか言われましたが、entertainの意味分かってんのかな
「楽しむ」じゃなくて「楽しませる」だよ

まああんまり言うと可哀想ですが、そもそも楽しくないし。
はぁ~。

最終的に
「NO is NO!!! Go away!!!」
とか大きい声で言っても意に介さずニヤニヤつきまとってくるその人に、平和ボケした日本人もようやく恐怖を感じました。遅すぎ

とにかくしつこくつきまとわれ、なんとかホテルに逃げ込んだら
「I'll kill you tomorrow」
と外から言われ、しつこくホテルのドアをノックされ、

アフリカで!「明日殺す」と言われた!と思ったわたしは本気でビビりました。
(まあ思ったというか実際そうなのですが)

なぜかホテルにホテルの人はいないし、中々眠れないのでずっと「モロッコ 嫌い」「モロッコ人 しつこい」とかGoogle検索するわたし。

痴情のもつれで恋人を殺し、料理して知り合いにふるまったとかいうモロッコ人のニュースが出てきて、ますます恐怖が募りました。アホ過ぎますが真面目に怖かったです。


それから一応在モロッコ日本大使館に「脅迫されました」とメールを書きました。

翌朝、大使館の方がホテルに電話を掛けてくださったりしたのですが、ホテルの連絡先と電話はつながらず、ホテルに対しても不信感。

掃除に来た人にGoogle翻訳で事情を話してるうちに、泣けてきました。

来なきゃ良かった
本当に本当に来なきゃ良かった。

おばあちゃんがミントティーを持ってきてくれて、たぶんアラビア語で「泣かないで」と何度も言ってました。困らせてごめんなさい。

このあたりでモロッコ旅行を計画したことを後悔するあまり、「そもそも生まれてこなきゃ良かった」とすら一瞬思いました。

ホテルの人と一応警察に行きましたが
「It's not so serious.」
と言われて、一応見回りはすると言っていましたが、まあ子どもが観光客に「殺す」と言ったところで罪にも問えないしな……と暗い気持ちでした。

それからイライライライラしながら青い街を観光。
声を掛けてくる人間に対して全員Xねば良いのにと思いながら歩いていました。
(これはまあさすがに自分でもどうかと思います)

今すぐ帰りたい、来なきゃ良かった、モロッコ大嫌い、殺されたくない、そう思いながら歩いていたので、シャウエンも水色なだけのボロボロの街に思えて全然楽しくありませんでした。というかまあ実際……





モロッコに猫がいなければこの国のことがもっと嫌いになっていたと思います。

けれどあまりに不快なモロッコ人が多すぎて、寄ってくる猫までモロッコ的性格に思えて段々可愛く思えなくなるところまで来ていました。

まさか猫をうざいと思う日が来るとは……。

あと、猫つながりでもう一つシャウエンが嫌いになった理由があります。
半日街を歩いている間に子どもが猫を蹴飛ばすのを二度も目撃したんです。

大人も猫を蹴飛ばしているから子どもも蹴飛ばすのでは、と思うし周りの大人は注意しないし。心の底から嫌な街だな、と思いました。

最後に適当に入ったCafe Restaurant Sofiaというレストランで頼んだチキンのタジン(確か35ディルハムくらい)。野菜たっぷりで美味しかったです。

ちなみに前日の晩行ったのは結構評判が良いレストランですが、頼んだものが出てこないしタジンは値段に見合ってないし、微妙でした。


ことあるごとに、「シェフシャウエンはSafeだから」と現地で言われましたが、夜中に観光客につきまとった挙句「殺す」とか言ってくる人間がいる村、安全でもなんでもないから、としか思えませんでした。

しかしこれ以降夜中に歩くのは控えようと思いました。
今さらですが……
日本人の考える「治安が良い」と他の国の人の考える「治安が良い」は同じではないんだな、と当然のことに気付きました。

そして午後のバスで次の街、テトゥアン(Tetouan)へ。

ーーー
一応シャウエンで寄ってきた不審者の情報を書いておきます。

一人目
英語がすごく下手。
スペイン人を自称しているが他の人によると生まれも育ちもモロッコとのこと。
勝手についてきてチップを要求。
身長170cmほどで小太り、赤ら顔。

二人目
上述の通り「インスタバエ」「ヤマサキケント」「ヒョッコリハン」みたいな、わたしも知らないような新しい日本語を知っている。(日本人観光客が散々餌付けしてきたんでしょう……)

自称高校生。
麻薬を売ろうとしてきたり、マッサージをすると言って来たりととにかく怪しい。
とにかくお金が欲しいらしくしつこかった。
普段はマグネットを売っているらしい。

名前はMohamed Rida。(これは多分本当)
本当かウソか知らないけれどニックネームはモハメド・クスクスらしい。
身長160cm台、痩せ形。

とにかくしつこい。
付きまとわれて殺害予告されたくなければ、見かけ次第無視することをおススメします……。

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ロシアを阻む泥将軍。核の不安。

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