賑やかなフェズのメディナ…一週間モロッコ一人旅その1

2018/12/17

モロッコ 海外旅行

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モロッコに一週間旅行へ行きました。旅行の様子をそのまま書いていきます。

初日、マラケシュの空港に到着後そのままフェズにAir Arabicで飛びました。確か26ユーロだったかな。

マラケシュの空港でOrangeのSIMカードを買いました。インターネットのみで5GBが5ユーロ。ネットではMaroc Telecomを勧めている人が多かったのでMaroc Telecomを買うつもりだったのですが、空港にMaroc TelecomがなかったのでOrangeを買いました。ちょっと心配でしたが滞在中特に問題なく使えました。

フェズ行きの飛行機を待っている間から謎だったのですが、空港に表示されている時刻とスマホの時刻が1時間違う……。飛行機で隣の人が教えてくれたのですが、モロッコ政府が今年から冬時間を廃止したためだそう。知らないと飛行機とか乗り過ごしそうで驚きました。

あと、隣の人が言っていたことですが、フェズは正しくはフェズ(Fez)ではなくフェス(Fes)だそう。真偽は知りませんが、フェスはモロッコで一番古い都だそうです。

フェズの空港からバスで市内へ向かいます。タクシーだと30ディルハム、バスだと4ディルハムですが、バスは中々来ません。

タクシーの人が呼び込みしているときにバスが来て、ホッとしていたらタクシーの人が
「バスが合法か違法か分からないけれど」
とか言ってきましたが、違法にバスを走らせるって誰が何のために?と早速意味不明でした。

後、現地人同士が私の方を見ながら
「シノワ(仏語で中国人の意)」
と言うのが聞こえてくるし。

バスで市内まで行き、適当なところで降りてタクシーに乗り、Semmarin Medina Gateへ。タクシーは10ディルハムでした。

Semmarin Medina Gate

歴史を感じます。Semmarin Medina GateからBab Dekkakinへの通りを歩きました。


異国に来た感じがしてテンションがあがります。Blue gateの方と違い観光客があまりいないのか呼び込みもなく、「うざい」って聞いていたけれど全然だ~、とこのときは思っていました。

Bab Dekkakinの門。

Semmarin Medina GateとBab Dekkakinはメインの観光地ではない割に結構立派な感じで、有名なBlue gate(ブー・ジュルード門)に対する期待が高まります。

Bab DekkakinからタクシーでBlue Gateへ。
これが……Blue gate……。
想像していたよりも小さくて、綺麗でもなくて、少しがっかりしました。

気を取り直して丘の上のBab Guissaへ。夕日が沈むところは見逃しましたが景色は綺麗でした。丘から街が一望できます。


丘を降りてメディナの中へ。フェズのメディナにはRue Talaa KebiraとRue Talaa Sghiraという二つの大通りがあり、一日目の晩にRue Talaa Kebiraを見ました。

道を通せんぼして無理やり店に入れてきた人のお店でアボカドオイルを50ディルハムで購入。旅行中に使うオイルが欲しかったのと、パッケージに55ディルハムと印字されていたので買うことに。

店の人が出してくれたベルベル人のお茶が可愛くておいしかったです。けれど引き留め方も迷惑だし社交辞令なのかナンパしてくるし、これがモロッコかぁ~と思いました。さっさと解放して欲しくてウンザリでした。

それから通りにあるMade in Mというオシャレな雰囲気のレストランへ。雑貨なども置いてあります。物価がよく分からず90ディルハムのタジン(今考えるとバカ高い)と15ディルハムのミントティーをオーダー。

しかし店員さんがタジンを電子レンジで温め、しかも店員がワイワイなにやらタジンの写真を撮っていて閉口しました。

90ディルハムのタジンを注文する人があまりいないのか何なのか分かりませんが、やめて欲しいな~と思いながら見ていました。

しかも電子レンジでちゃんと温めなかったのか若干一部冷たくて、ガッカリしました。

店の外にいた猫。かわいい。

それから通りをフラフラ歩きました。陶器のお店があったりニワトリがいたり。

通りを戻る途中、喧嘩なのか棒を持って暴れてる人とか叫んでる人とか泣いてる女性がいてビックリしました。思わず近くのお店に逃げ込んだらそこにいた人に「これがモロッコの日常だから」と言われて、こんな国に一週間もいられるかな、と心配になりました。

翌日は朝からまた丘に登って朝日を見ました。しかしせっかちなのでなぜか太陽が出る前に丘をおりました。なにやってるんだろう。


それから昨日周らなかった大通り、Rue Talaa Sghiraへ。まだ朝早いのでお店は開いておらず静か。

歩いているうちに見覚えのある男の子がレストランの店先に吊るされているのを見ました。
そう、飛び出し坊やです。君はモロッコで何をしているの??

Funduq al-Najjariyyinという建築物へ。朝早すぎてまだ開いていませんでした。

柱の彫刻が綺麗。

一度戻ってCTM(国営のバス会社)のバスターミナルへ行き、シャウエン行きのチケットを買いました。売り切れだと言われたのですが窓口の人が親切でどうにかしてチケットを確保してくれました。シャウエンからテトゥアンへのチケットもここで買いました。

モロッコで会った数少ない親切な人の一人がCTMの窓口の人です。

それからまたRue Talaa Sghiraへ。
全然いらないもの(木彫りの猫)を20ディルハムで買わされたりとか、タンネリ(なめし革の作業場)を見せてあげると言われたりするのを断ったりしつつメディナの終わりの広場へ。

ここにもBlue gateみたいな門があります。Blue gateより若干豪華かも?


正直、来て早々に飽きてきてしまっていました。

今年ローマに行ったので、その後だといくら世界遺産と言われても見劣りしてしまうのは仕方のないことかもしれませんが、それでもちょっと期待外れ過ぎました。

それにモロッコの雑貨や製品は安いのかもしれないけれど私の好みではないし、欲しいものが全くと言っていいほどに何もない。

そもそも店に入ると必死に売りつけてくるからそもそも購買意欲がないのにさらに買う気がなくなり、面倒なのでお店に入らないように歩いていました。

雑貨好きな方は楽しいのかもしれません。

シャウエン行きのバス停へそろそろ向かおうとお昼ごろに来た道を戻っていたら、サンドイッチ屋さんのおばちゃんが「入って!座って!Mixで良いわね!?」と強引に店に入らせてきたのですが、中に座ると調理しているところが良く見えるんですよね。
プラスチックの容器いっぱいに詰められたミンチ肉と何かを混ぜたもの、何かの内臓が常温で放置されている。微妙にまだ赤いのをパンに詰めて他のお客さんに渡しているのを見て、私のはまだ作る前だったから申し訳ないけれど逃げ出しました。

道端で売られているミルクプリンみたいなのは美味しかったです。2ディルハムだったかな。

後、サボテンを剥いて1つ1ディルハムで売ってる人がいて、それも美味しかったです。


客引きを一々相手にしていると前に進めないので無視したり適当にNo Thank you~とか言いながら進んでいました。

レストランのしつこい客引きを無視していたら
「F*** you!」
とその人に言われ、近くにいたもう一人の客引きが
「She wanna f*** you」
とかわざわざ英語で言ってきて、無視したけれど人間性を心底疑いました。

一日半モロッコに滞在しただけのこの時点でモロッコ人に対する心証はかなり悪くなっていたけれど、わたしも相手を無視してるわけだし仕方ないかと思っていました。

なんだかんだでフェズの雑踏を抜け出し、シャウエン行きのバスに乗りました。

 お店の前の段ボールに優雅に座っていた美猫。

精肉店の前で何かもらえるのを待っている猫たち。

痩せていたり病気だったりする猫がフェスは他の街より多かったです。

イスラム文化では犬は嫌われるそうですが、犬も時々見かけました。


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