ドイツの駅には基本的に改札がありません。つまり定期を家に置き忘れていたり切符を買い忘れても電車に乗れてしまいます。
無賃乗車vs.コントロール
無賃乗車し放題な状況ですが、無賃乗車はドイツ語でSchwarzfahren(シュヴァルツファーレン=黒い乗車)と言い、もちろん違反行為です。
たまにコントロールの人が有効な切符や学生証を持っているか抜き打ちでチェックに回ってくるのですが、持っていないと罰金を払わされることになってしまいます。
電車に乗っているとき、"DIE FAHRKARTEN BITTE!"(ディ ファーカァーテン ビテ!、切符お願いします)などと声が聞こえたら切符を出してコントロールの人に見せましょう。
罰金は2019年現在60ユーロ(約8000円弱)。
街によってはコントロールの人が制服を着ているので、制服の人を見かけたら走って降りて逃げる人がたまにいます!ただ、コントロールを見かけて降りたとしても乗車券を持たずに駅構内やホームにいるところを捕まると不正乗車と見なされて罰金を払わなければなりません。
ベルリンのコントロールの人は私服なのでコントロールの人が乗ってきたら降りる、ということは中々難しそうです。
コントロールに捕まったら……?
コントロールに捕まった場合振込用紙とレシートを渡されます。
定期不携帯ではなく定期不所持でコントロールに捕まった場合、普通に振り込むしかありません。
旅行中で銀行口座を持っていない場合や定期不携帯の場合はオフィスまで出向いてお金を払うか、定期を所持していることを見せに行かなければなりません。
Uバーン・Sバーン
Uバーンで捕まった場合は電車の会社(ベルリンだったらJannowitzbrückeにあるBVG)、Sバーンで捕まった場合はドイチュバーンのオフィス(ベルリンだとOstbahnhof)へ行く必要があります。
どちらにせよ捕まったときコントロールから渡されるパンフレットに会社への地図もあるので見てみましょう。
その他注意事項など
もし切符不携帯で捕まった場合、もし家などに定期を持っていたとしても、その日の分切符をちゃんと買う必要があります。
定期を忘れないように、またはチケットにちゃんとスタンプを押すように注意しましょう。(☟スタンプに刻印する機械)
お金を払いに行くのも、待ち時間などを含めると結構時間が取られてしまいます。旅行などで時間が限られている場合は特にチケットを買ったり、最初に駅を利用する時にチケットにスタンプを押したりするのを忘れないように気を付けましょう。
スタンプの押し忘れは優しいコントロールの人が見逃しているのを見たことはありますが、毎回そうとは限りません。
また、友達がパスポート未所持で学生証(チケットも兼用している)を見せたのにコントロールに捕まってしまったことがあるので、旅行者はもちろん住んでいる人もパスポートを持っていたほうがいいのかもしれません…。
(これはコントロールの人の間違いだったらしく、友達は罰金は払わなくて済んだらしいですが窓口までは行かなければならなかったそう。)
というわけで、家を出る前はチケットを持っているか確認しましょう!
定期忘れ、切符の刻印忘れに注意!
ベルリン以外の街でもコントロールに捕まった後は大体同じ流れだと思います。
特に旅行の場合時間が限られているのに罰金を払うためにわざわざオフィスまで出向いたりするのは時間のロスになりもったいないので、切符の購入&刻印を忘れないようにしましょう。
私も学生証をコートに入れたまま忘れてしまったりたまにするので気を付けます😢