セイヨウバクチノキ - Prunus laurocerasus / ドイツで見かけた植物

2021/06/28

植物

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セイヨウバクチノキ (バラ科、スモモ属)

学名: Prunus laurocerasus
en: cherry laurel
de: Lorbeerkirsche

2021/06/26.
Charlottenburg, Berlin, Germany.

街を歩いていたときに植木鉢に植わっているのを見かけたので、正確には『ドイツの植物』ではないのですが名前が気になったので記録しておこうと思います。

原産地は南西ヨーロッパからイラン、リビアにかけて。サクランボのような構造の果実と月桂冠のような葉っぱから、ヨーロッパ言語では直訳すると「桜月桂樹」のような名前が付けられています。

熟した果実は生で食べると甘くて、苦い後味があるそう。

他のサクラ属の果実と同じく、セイヨウバチクノキの種も青酸配糖体であるプルナシンを含んでいるため、葉っぱや砕いた種を食べると中毒を起こします。

種を10個以上砕いて摂取すると心肺停止状態になることがあります。植物全体に毒があり、葉と種は果肉より多くプルナシンを含みます。加熱すると青酸配糖体は破壊されるため、トルコではドライフルーツとして食べられたり、ジャムやジェリーに加工されたりするそうです。

どんな味がするのでしょうか。

2021/06/26.
Charlottenburg, Berlin, Germany.

reference

Lorbeerkirsche – Wikipedia, https://de.wikipedia.org/wiki/Lorbeerkirsche, Accessed 27 Jun. 2021.


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