ブリュッセル1日目 / Villa Empain, マグリット, ギャルリ・サンテュベール, サン・ミッシェル教会 / 1泊2日

2019/08/22

ベルギー 海外旅行

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高級チョコレート、甘い香りのワッフル、豪華絢爛な王宮、マグリットとブリューゲル、フランス語……。楽しかったブリュッセル1泊2日の旅から帰ってきました。

まだ余韻に浸っています。もはや住みたい。記憶が新しいうちに行った場所をメモしておこうと思います。

1日目朝8時頃ブリュッセル到着、翌日夜9時出発という日程だったのですが、かなり色々見て回れたと思います。

(ただ、夏だからか全然お腹が空かなかった&予定の消化を優先したため行きたかったレストランなどはほとんど行けず、適当にワッフルやサンドウィッチ、フリッツ(フライドポテト)を食べたりしていました。しっかり三食食べていたらここまで回れなかったかも……)

まずは美術館4つをはしごした一日目から…

ブリュッセル空港からブリュッセル中央駅へ


列車で移動しました。チケットの値段は8.9ユーロ(約1000円)とバスの倍くらいするのですが、時間は半分くらいしか掛かりません。後、帰りはバスに乗ったのですがかなり揺れたので酔いやすい方は列車に乗った方が良いかもしれません。


中央駅について市内乗り放題の一日券(7.5ユーロ)を買おうとしたのですが、ブリュッセルでは長距離列車とメトロの会社が分かれているらしく、全然知らなかった私は長距離列車のチケット販売機でメトロのチケットを買おうと四苦八苦していました。

(電車システムが異様に複雑な国出身のくせにこの体たらく)

そしたらお姉さんが教えてくれて、無事にチケットを買えました。となりのチケット販売機は空いてたので待っていたわけでもなさそうだし、わざわざ教えてくれてなんて親切。



まるで宮殿の一室。Café Métropole


事前にGoogleマップで色々見ていて発見したカフェ。とても豪華で行ってみたかったのですが、期待を裏切らない豪華さで素敵でした。



聖ミッシェル・聖ギュデュル大聖堂/Cathedral of St. Michael and St. Gudula

聖グデュリュはベルギー南部出身の聖人だが、ベルギー以外ではあまり知られていないので、観光目的ではもっぱら聖ミシェル大聖堂と呼ばれる。この大聖堂では王家の冠婚葬祭が行われる事でも有名で、前国王ボードワン1世の国葬や、1999年にはフィリップ王子(現国王)とマチルド妃の結婚式が執り行われました。JTBより)

聖グデュリュについて調べたのですが、日本語だとほとんどヒットしませんでした。ベルギーの聖人だったんですね。

ゴシック様式の教会。中も綺麗で色々見て回りました。ブリュッセルの教会はどこも総じてステンドグラスが芸術的で華やかな色使いが綺麗でした。








ブリュッセルには教会がたくさんあり、わたしは全部で6つの教会の中に入ったのですが内装が大きく異なるわけでもないので時間が限られている場合はこちらサン・ミッシェル教会と後述のノートルダム・ド・ラ・シャペル教会の2つに行くのがおすすめです。

Villa Empain


中央駅からメトロと路面電車を乗り継いで40分ほどの閑静な住宅街にあるアールデコ調の邸宅。周辺にも豪邸が並んでいましたが、きっと住んでる人いらっしゃるんですよねぇ……。

あんなお家の子どもに生まれたらどんな人生だっただろうな~と妄想しながら住宅街を歩きました。(溜息)


同じくブリュッセルにあるイクセル美術館(Museum of Ixelles)が現在改装中のため、同美術館のコレクションの一部がVilla Empainに貸し出されており、そちらも見ることができてラッキーでした。

マティスやマグリットの絵が邸宅に普通に展示されていたため、Empain氏が絵画の収集家だったのかと勘違いして財力に驚きました。(財力はどのみちすごそうです)






庭には大きなプールもあります。この綺麗な左右対称性……。ウェス・アンダーソン監督の映画に出てきそうなお屋敷です。


市内からは少し遠いですが、個人的には行って良かったと思いました。

住所:Avenue Franklin Roosevelt 67, 1050 Bruxelles
入場料:8ユーロ(26歳以下4ユーロ)

凱旋門


凱旋門と言えばやはりパリの凱旋門が有名ですよね……その次がベルリンかな?行く前に下調べをしていて知ったのですが、ブリュッセルにも凱旋門があるんですね。


しかも結構大きい!パリの凱旋門よりは小さいですが、ベルリンの凱旋門よりは大きい感じでした。カッコ良かったです。


Art & History Museum / サンカントネール博物館


正直あまり歴史に興味ないので歴史関係の美術館へは行くつもり無かったのですが、レビューが良かったので行くことに。

(興味が無いとはいえ高校は世界史選択だったし勉強しなおしたい気持ちはあるのですが、歴史に興味がないというか歴史博物館の面白さがまだ分かってないんです(言い訳))

受付で「フロアマップもらえますか~?」と聞いたら、マダムが展示品を丁寧に教えてくれて、ベルギー芸術の展示をおススメしてくれたのでそこに行くことに。



タペストリーとかフランボワイヤンな廊下がパリの中世博物館を彷彿とさせます。やはりフランス語が話されているだけあって文化が似ているのでしょうか。


ところで首都にある美術館なのに解説がオランダ語とフランス語しかなくて驚きました……。あまり観光客は訪れないのでしょうか?オランダ語とドイツ語は単語がかなり似ているので、解説を読むと大体分かった気になれました。


時間が押していたので古代メソポタミア、エジプト、ローマなどの展示は駆け足で見て美術館を後にしました。

住所:10 Parc du Cinquantenaire, 1000 Bruxelles, Belgium
チケット:10ユーロ

マグリット美術館


それからマグリット美術館へ。王立美術館に併設されているのですが、時間的に全部観るのが難しそうだったのでとりあえずマグリット美術館のみ行くことに。

マグリットと聞いていくつか絵画は思い浮かぶものの、すごく興味があるわけでもなかったのですが、下調べをしていたら評判が良かったのでせっかくだし行ってみることに。(レビューに左右される人間)


行って良かったです。面白い。まず絵自体が不思議で面白いし、絵を見て首をひねり、付けられたタイトルを見てまた考えて……。彼が『イメージの魔術師』と呼ばれるのも納得です。ずっと見ていられそうでした。



ギャルリ・サンテュベール / Galeries Royales Saint-Hubert


世界最古のアーケードだそうです。カフェやチョコレート専門店、おもちゃ屋さんなどが立ち並ぶ美しいアーケード。2日間の滞在中に3回も足を運びました……。(通っただけ)





聖ペテロと聖グイド教会 / ollégiale Saints-Pierre-et-Guidon d'Anderlecht


少し中心からは離れるのですが、一日乗車券を買っていたので行ってみました。特に他の教会と比べて特に目立った何かがあるわけでもなく、なぜ行き先リストに入れていたのか謎です。(失礼)


ブラバンティーンゴシック(Brabantine Gothic)の綺麗な教会でした。

ブラバンティーンゴシックは現在のベルギー・オランダにまたがる地域にかつて存在したブラバント公国で広まったゴシック様式だそうです。この教会や前述のサン・ミッシェル教会、ブリュッセルのシティーホールなどはこの様式の建物だそう。

教会の外で写真を撮ってると通りすがりのおじさんが少し説明してくれました。

おじさん「この教会が建てられたのは15世紀なんだよ!一度戦争で破壊されたけれどね」
私「15世紀!そんなに古いんですね!戦争って第二次世界大戦ですか?」

おじさん「うーん、第一次だね。この教会の歴史は11世紀ごろ、ローマ帝国時代にさかのぼり~~」
私(ローマ帝国って11世紀まであったっけ?神聖ローマ帝国??)←ついていけてない

おじさん「~~で、彼は歴史家だったんだよ」
私「彼?って誰ですか??」

おじさん「彼だよ。教会の」
私「わ~」(分かってない)

彼が誰なのか結局さっぱり分かりませんでした。聖ペテロって確か漁師だったし……聖グイド?誰??とりあえず、色々教えてくれるベルギー人は親切だな~と思いました。


(今聖グイドについてWikiを読んだけれど、結局彼も歴史家ではなかった……迷宮入り。後、ローマ帝国(正確にはビザンツ帝国)の解体は1453年のことでした。ローマ帝国、そんなに長く存続していたとは)

WIELS


現代芸術の美術館。アムステルダムのMoco Museumに行って以来現代アートにハマっていたので行きました。

理解できないものを否定する、みたいなことはあまりしたくないのですが、まあ……私個人としてはおススメしません。展示は時期によって違うようなのですが、私が観た展示はなんだかよく分かりませんでした。


いや、現代アートってそんなものでしょ、と思われそうですが、なんだろ……謎の音と意味不明な映像や作品がポイッと置かれてるだけのガランとした空間というか……。うん。

幾何学的な階段と屋上から見えるブリュッセルの景色、ビールの醸造所跡地らしさを感じるエントランスは気に入りました。




美術館パスを持っていたり暇なら行くといいかなと思います。(大人は通常入場10ユーロ)



1日目はこんな感じで周りました。マグリット美術館が特に良かったです。

マグリットって作風的にダリみたいなタイプの人なのかと勝手に思っていましたが、すごく普通な感じの人だったんですねぇ……。


マグリットの生涯は波乱や奇行とは無縁の平凡なものであった。残されているマグリットの写真は常にスーツにネクタイ姿で実際にこの服装で絵を描いていたといい、「平凡な小市民」を意識して演じていたふしもある。(Wikipedia『ルネ・マグリット』より引用)

ところでベルギーの人ってぽんぽん話しかけてくるし、色々教えてくれるし、なんだかすごく親切で感動しました。

シャンデリアが豪華な王宮やブリューゲルが展示されている王立美術館、小さな小便小僧と豪華なグラン=プラスについては2日目の記事で……☞「」

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